人が抱える認知バイアス ~ 映画「ピエロはお前を嘲笑う(WHO AM I)」 ~
今回の言葉は、心というより頭に響く言葉。
そして、認知上のバイアス。
・「イメージにとらわれすぎたばかりに、真の姿に気づかない。」
・「見たいものしか見えなくなる。」
・「最大の弱点、プライド。」
こんな言葉を、たまたま海外映画のセリフとして見つけると、日頃、あふれる言葉の中ですぐにかき消えて自分でも忘れてしまうような微かな想念にも、理由があった、と思える。
認知バイアスについて
この認知上のバイアスをどう考えるかは、一つの問題になる。
次のような考え方は楽観的だろうか。
こうした認知バイアスを「コントロールできない法則」と考え、自らに引き寄せて悲観する必要はない、と思う。
何より、こうして、言葉で意識できている。つまり、対象化できている。
これは、コントロールするための第一歩になる。
だから、むしろ「コントロールできる傾向性」と言ってもいいかもしれない。
ただ、何もしないで流れに任せていると、その通り発現するという性質がある。
この傾向性は、これを利用するにしろ、なくすにしろ、何かしら働きかける必要がある。
そして、首尾よくコントロールできるには、それなりの工夫と方法と忍耐が必要。
だから、うまくコントロール出来る段階までいく人は統計的には少くなるかもしれない。
しかし、変えられない訳ではない。全ての人に可能性は開かれている。
そう言えば、こんなセリフもあった。
・「理由があってここにいる。」
・「すべての物事には結果がつきまとう。」
我々には、物事をクールに見て、物事の動きに合わせて必要なことを計画し、具体的に行う能力がある、と思う。この能力を信じて進む以外の方法を今は思いつかない。
◎『ピエロはお前を嘲笑う(WHO AM I)』より
※ ハッカーの物語。