会社で私の代わりはいるが、私の人生には私の代わりはいない。
これは、新聞記事?の中で見た言葉です。
正確な表現ではないかもしれません。が、趣旨は確かにこういうことでした。
人は人生で岐路に立つことがあります。
その時、この方は上のように考えて、今後の進路を決めたわけです。
なるほどと思いました。
なにより、「私の人生に代わりはいない」という端的な事実を「あーだこうだ」言わず直截に表現している「きっぷのよさ?」にひかれました。
人生の決断を勧める言葉は世の中にあふれています。
でも、それらがいつも、自分の具体的な気持ちと疑問、不安にピッタリとフィットして埋めてくれるわけではありません。
そうした表現を求めて、人は、自分の頭の中で試行錯誤して言葉や表現を選んだり、また本を読んだり、人に相談したりするのだと思います。
そのようにして得た言葉は、自分にも他人にも納得できる理由・根拠として自分の判断や行動を支えてくれます。
自分に向けては「だから、~する」と安心して判断し行動に移せる理由になりますし、他人に対しては「どうして、~したの?」と聞かれたときの説明になります。
「会社で私の代わりはいるが、私の人生には私の代わりはいない。」
今回はたまたま出会う言葉です。言葉は公共のものです。私もこの言葉をありがたく言葉の棚に入れて利用させていただきたいと思っています。作者に感謝しつつ。