トントさんと言葉のデッサン

人生で出会ういろいろな事を日常の言葉で描きたいと思っているブログです。

心を変える方法

 

最近気がついたことがある。

 やらなければならない事があるのに、なかなかはじめられない・・・

そんな状況におちいった時は、

 何でもよいから、別の簡単な事をまず一つやってみる !!

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 例えば、悩ましいデスクワークの宿題があっても、なかなか取りかかる気になれない。

 そんな時、例えば、食器洗いをする、掃除機をかける、簡単な書類の整理をする、など簡単な作業をとにかくやってみる。

 そうすると、ともかく一つはやり終えた、という新しい感覚をもった自分に気がつく。それは、先ほどまで面倒に感じていた時の自分とは明らかに違っている。

 この気持ちは、先ほどまではなかったものだ。

 些細で、しかもやらなければならないこととは何の関係もない事を行った事によって、以前の心の状況が変化したのだ。

 そして、この新しい状況では、今までなかなか取りかかる気になれなかった宿題にも着手できる気力が生まれているのを感じる。

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 人は、どうも現在の状況に目を奪われると、無意識にそれを固定化し、そのままの形でこれからも変わることはない、とつい思い込んでしまうようだ。

 そして、周囲の状況ばかりでなく、自分のあり方さえも、例えば自分は怠け者だ、と固定的に考えてしまう。

 そんな「今の状況を固定的に考える傾向」から、自らの将来を悲観してしまう場合さえあるように見える。

 確かに、今の状況は、厳しいかもしれない。しかし、何かを行うことで、その状況は変化する。少なくとも、心の変化は生じる。それは大きな一歩だ。

 要は、気の持ちようだ。そして、気持ちを変えるには、何かしてみる。動いてみる。そして、いくらかでも周囲の状況を変えてみる。そうすると自分の気持ちも少し変わる。変わった程度は小さくても、落ち込んでいた状況とはあきらかに違う。それは小さくても確かな自信の一つには違いない。

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 逆の場合もある。今の状況が比較的恵まれている場合でも、固定的に考えることで思わぬ失敗をすることもある。

 状況が変化するかもしれないことをまったく想定せず、変化した場合の腹案を考えずに事を行ってしまう。そして、後で後悔する場合だ。

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 とにかく、

 状況は変化する。自分から細やかに変えることもできれば、自分の思いとは無関係に変わって、後であわてることもある。

 頭の中には、何によらず固定的に捉えたがる性質も潜んでいるようだが、それにあわせないで、現実の動きにあわせる事が必要だ。

 状況は変わる。そして、変えることができる。

 行き詰った時は、小さな事をやって、心を変えよう