１日やることリスト
ぽここ
トントおじさん、しばらく！ 少し日が開いてしまったけど、今日は、「日々の過ごし方」について話してみて！ 最近の私、このままでいいのかなあ、って思っていて、少し生活を見直してみたい気分なの。
トントおじさん
なるほど。役に立つかどうかわからないけど、おじさんも勤めを辞めてから、目の前にこれをやらなければならないということが無くなって、自分で１日の生活を見直さなければと思って考えたことがあるので、それを紹介しよう。次の「１日やることリスト」だ。それは、１日これをやっておけば、今日は安心して寝ていい、と自分に言えるもののチェックリストなんだ。
① 寝る、食べる、楽しむ
② 身体を動かす
③ 頭を動かし発見する
④ 何かを作る
⑤ 人と交際する
順に説明するとこうなる。
①「寝る、食べる、楽しむ」
これは基本的なことなので、最初に持ってきた。「寝る、食べる」はほとんど
本能なので、やること自体は努力なしで出来るが、その内容や質のいいものを求
めるとなかなか奥が深い。食べるにしても、漫然と身の回りの物を食べるだけで
なく、素材を如何においしく食べるかは頭を使う。
「楽しむ」ことの中には、映画を見たり、テレビやビデオを見たり小説を読ん
だりといった努力や無理をしないでゆったりとしたりストレス解消できることを
含めている。
②「身体を動かす」
例えば、おじさんの場合は、ラジオ体操、英語の音読、散歩、スクワットなど
をしている。何と言っても、人間は、自分を身体として面倒見る必要があるから
ね。
③「頭を動かし発見する」
これには、「本を読む、考える、作文する、調べる、計画を立てる」などを含
めているよ。「発見する」というのは、考えることで何か新しい発想に思い至る
場合や何か調べることで新しいことに出会う場合などを考えている。新しい発見
をするということは、頭にとって一種の快感になる。
④「何かを作る」
これは、それこそ作るものはなんでいい。とにかく、自分が周りの何かに働き
かけることで初めて存在するようになったもの、自分がいなければできなかった
ものだ。考えたことを文字にした文章や絵、写真、料理、農作物、衣装、工作
物、工芸品、曲、なんでもありだ。例え、それがすぐなくなってしまう料理の場
合でも、その作るノウハウは蓄積されるし達成感を得られる。そうすれば、周り
のものを受け取り享受する生活に、少しばかりプラスアルファの豊かを加えられ
ると思う。その中でも、具体的なまとまったものとして他の人に手渡すことがで
きる形であれば、他の誰かを幸せにしたり気にいってもらったり、道具として使
えるものになれば、それは将来の収入源になる道につながっている。
⑤「人と交際する」
今までの事はどちらかというと、自分の方向に向けた事柄だけど、やはり最後
に社会や人への貢献・関わりということが重要だ。それで、収入を得るために勤
めや起業したりするのもここに含めるし、収入だけが目的でないボランティア
や趣味の会への参加もある。人間はそもそも社会的な存在とも言われるように、
人や社会と交際することは精神的にも必要なことだ。勤めを辞めてしまうと、今
まで会社を通じて社会とかかわっていたのがプツリと切れて引き籠りがちになっ
てしまう。若い人なら、なかなか社会との関わりのきっかけがつかめず、そうな
る場合もあるだろう。おじさんの場合も、実は、まだ、この方面は開拓中だ。
こうやって、リスト化することがいいのは、これで全部ということ。全部だから、安心して眠れるっていうわけだ。どこまで行けるかわからないけれど、この道を一歩でも半歩でも歩いていけばそれでいい。抜けていることが後でわかったり、修正するものがあればその都度、追加修正すればいい。これがおじさんが考えていること。
この中には、収入を得るという項目がないけれど、それは、結果として出てくるもの、特に、④の「何かを作る」として出てくると考えているよ。
こんなこと、わざわざ考えなくても普通に生活すればいいのに、と自分でも思うけど、おじさんは、常に俯瞰的に自分の位置を確認しながら進みたいのかもしれない。
ぽここ
トントおじさん、一生懸命話してもらって参考にはなるんだけど、私が特に気になっているのは、新しいことを始めようと思った時と言うか、自分が何か新しい在り方にならないといけない、って感じている時に何か参考になることなのよねえ～。今度聞かせて。じゃあね。
トントおじさん
そうか。それは難しいなあ～。参考になるかわからないけど、自分が若ければこうして置けばよかったみたいなことでよければ、考えておくよ。
